神社本庁『万葉集と神様』

神社検定(神道文化検定)という民間の検定試験があります。民間の検定試験とはいいながら、一般財団法人日本文化興隆財団が主催し、神社本庁が監修しています。

 

この検定は、級ごとに出題範囲が違いますし、同じ級でも実施年によって出題範囲が相当部分変わります。それで、次々に公式テキストが新たに発行されます。

 

私は、受検のために公式テキストを7冊購入しました。読みやすい本も読みにくい本もありました。

 

昨年、1級を受検したので、神社検定はもう卒業と思っていましたが、公式テキストとして、新たに、次の本が発行されたので、どんな内容かなと思い、つい買ってしまいました。

 

 神社本庁『万葉集と神様』(扶桑社、2014年)

 

本書は、「はじめに」で、「その(万葉集に収められた歌)のなかから「信仰」にまつわる歌をピックアップして解説していきますが、はじめに、『万葉集』とはどんな歌集で、それがどのように研究されてきたかを解説していきます。」と記します。

 

第1章「『万葉集』のなりたち」、第2章「『万葉集』が読み継がれてきた歴史」には、名称、編纂法、時代区分、万葉集研究史などが、高校生向の学習参考書に書いてあるレベルのことが記載されています。高校生のとき、古典(古文)及び日本史を履修した人には、目新しいところはないと思います。

 

第3集「『万葉集』に見える神様」、第4章「万葉びとの信仰のこころ」、第5章「こころに強く願うこと」では、具体的に歌を採り上げながら、万葉びとの神観念や言霊信仰などを解説します。

 

そこに示された解釈は興味深いものです。素人の私にとっては、「なるほど、そのように解釈すると、腑に落ちる」というものから「そのような解釈は、如何なものか」というものまであります。

 

本書は、神社検定のために執筆されたようです。読みやすいものに感じました。去年1級を受検するために読んだ『神社のいろは要語集 宗教編』が、私には、とんでもなく読みにくいものだったので。

    

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