宮本哲也『強育論-The art of teaching without teaching』

中学受験に関する検討の参考にしようと、稲荷誠『頭のいい子には中学受験をさせるな: 「灘」を超える、東大合格のメソッド』西村則康『中学受験は親が9割』に続き、次の本を読んでみました。

 

宮本哲也『強育論-The art of teaching without teaching』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2004年)

 

著者は、SAPIX横浜初代教室長を経て、現在は個人塾を経営しているようです。その塾の最終在籍者の85%以上の生徒が開成、麻生、栄光、筑駒、駒東、桜蔭、フェリスのいずれかの学校に進学しているとのことです。

 

本書には、著者の意見が率直に述べられています。やや過激な表現があるものの、理にかなっていると思うところが多い。

 

以下に、本書を読んで印象に残った事項を記してみます。

 学習は、強い人間として成長するために必要なのであり、中学入試での合格など、行きがけの駄賃くらいに思えばよい。

 

子どもを親が見栄を張るための道具にしてはいけない。大人の顔色をうかがうのがうまい子は、学習するという本能が壊れている。

 

子どもにゆとりなんていらない。先に楽をしてあとで頑張るなんてできるはずがないし、子どものうちに努力する尊さを覚えなければろくな大人にならない。

 

睡眠、食事、運動が最優先で、学習は四番目でなければならないし、そうしなければ学習もうまくいかない。

 

親の役割は、食事を与えるときと同じ感覚で学習の課題を与えること。やらせ過ぎはいけない。無理強いはいけない。家庭は、学習の場ではない。くつろぎ、安らぐ場だ。

 

子どもを育てるということは、生き方を伝授するということ。ひとりで生きたことのない母親がいったい子どもに何を伝授できるのか。子どもの教育には父親の関与が必要不可欠だ。

 

学力は、問題が解けるから伸びるのではなく、解説が理解できるから伸びるのでもなく、頭を使い続けるから伸びる。何かひとつのことを成し遂げるのにもっとも必要な資質は堪え性だ。

 

正しい学習のやり方とは、頭に負荷がかかっていることを意識しながら問題を解くこと。頭に負荷がかかっていれば、問題が解けなくても効果は変わらない。逆に、頭に負荷がかからない状態で問題を解いても無駄だ。

 

熱中してのめり込んでいるうちに学力が向上する、これこそが正しい努力の仕方だ。「つらいけど頑張る」では長続きしない。

 

「ああでもないこうでもない」を繰り返しながら問題を解き進めていくやり方が試行錯誤型学習。塾のテストと宿題に追われはじめると、知らないうちに手順暗記型学習に移行しがちだ。

 

手順暗記型学習では、算数の学力は身につかない。算数とは、計算力を身につけることではなく、自分の頭で考えながら数字を組み合わせる力(論理的思考力)を身につける科目だ。最後まで、発見、驚き、感動のある試行錯誤型学習でいこう。

         

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